発毛・育毛に効果のある亜鉛

発毛・育毛に効果のある亜鉛

薄毛といえば男性特有の悩みと思われがちですが、実は女性の中にも薄毛や抜け毛に悩む人が増えています。そこでまずは髪の毛のもつ性質について考えてみましょう。

 

いわゆる髪の毛はおよそ10万本あり、3つのサイクルを繰り返しながら生え変わります。まず第一段階が「成長期」です。これは、毛のもととなる毛母細胞が分裂を繰り返し髪の毛を形成する段階です。

 

初期段階では「頭髪」となって構成される状態であり、これが後期になると頭皮から出てきた毛が太く、そして長くなっていく状態となります。

 

この成長期は男性の場合でおよそ3〜6年、女性の場合はおよそ4〜8年となっていますが男性・女性ともに共通しているのが毛根に亜鉛が多く含まれているという点です。そのため、亜鉛が不足すればそれだけ髪の毛の成長が遅くなってしまいます。こうした状況を考えると、健康な髪の毛を作るためには亜鉛の存在は欠かせないということになります。

 

毛の生えるサイクルの第二段階は「退行期」です。これは毛に含まれる細胞がメラニンを合成する働きを停止した状態です。

 

これによって、分裂を繰り返していた毛母細胞も増殖をストップし、毛全体も少しずつ小さく細くなっていきます。この期間は2〜3週間で男女ともに大きな違いはありません。

 

毛が生えるサイクルの第三段階は「休止期」です。この時期になると毛は完全に成長を止めてしまいますが、新しい髪の毛が皮膚の下で形成されている時期でもあります。この時期の髪の毛の特徴は「抜けやすい」という点にあります。それほど力を入れなくてもすぐに髪の毛が抜けてしまうという状態にあるのが「休止期」の髪の毛の状態です。

 

・発毛や育毛で欠かせない「髪の毛の質」

 

細胞分裂には亜鉛が大きく関係しています。そのため、亜鉛が不足すればこれらの働きもスムーズに行われなくなります。

 

特に成長期にある髪の毛の場合は月におよそ1〜1.5センチほど伸びますが、毛根には亜鉛が多く含まれていることから亜鉛が不足すればそれだけ毛が伸びにくくなってしまいます。育毛や発毛が正常な状態にあったとしても髪の毛そのものの質が低下していれば効果的な育毛にはつながりません。

 

このように、亜鉛とは髪の毛そのものの成長だけでなくその質にも大きく左右します。たとえば髪の毛は常に摩擦などの刺激にさらされていますが、こうした刺激から守る役割を果たしているのがクチクラと呼ばれる成分です。

 

亜鉛不足はクチクラの正常な生成の妨げにもなり、その結果切れやすい髪の毛になるといった不安定な状態になります。丈夫な髪の毛づくりには亜鉛が必要なのです。